
自動車のハイテク診断システムの無停止運用
― ADACはStratus Avanceソフトウェアに全幅の信頼を置く。
ハイテク技術を搭載した今日現在の自動車では、専門家でさえ問題や不具合を迅速かつ正確に突き止めるのは難しい。腕に自信のある自動車オーナーが、みずから工具とマニュアルを手に愛車を整備する時代は終ってしまった。今や車のメンテナンスは、高額な診断専用電子機器を扱う特殊技術を有する熟練者の専門領域となっている。
自動車オーナーにとってのこの様な技術的な溝を埋めるために、ドイツ自動車連盟(ADAC)のLower Saxony / Saxony Anhalt支部は、トレーラーの中に最新の設備を備えたテストレーンを積み込んで、連盟の会員に車両検査のサービスを提供する"ADACデジタル診断"プロジェクトを立ち上げた。2009年のサービス開始以来、この長さ27メートルのADACトラックは4,000台の車両の検査を実施してきた。
ADACの会員データは本部で集中管理されているが、車両検査などの地域別プロジェクトのITインフラとそのサポートは支部に委ねられている。Lower Saxony / Saxony Anhalt支部では、トラックでの検査完了直後にUMTS (Universal Mobile Telecommunications System)でデータを受信してデータベースに取り込む 2台のサーバを導入し、会員がウェブ・サイトからいつでも自分の自動車の検査結果データにアクセスできるしくみを構築した。
このデータ処理の新たなITソリューションを開発する際の目標は極めて高いものだった。
■検査結果データへの24時間アクセス
■中断のないスムーズな運用
■仮想化環境でのリソース有効活用
「無停止運用は当初からプロジェクトの最優先課題の一つでした。お客様がテスト完了の直後から結果データを自宅から確認することを望んでいるからです。」
Ulf Farger, Project Team Leader, ADAC
「与えられた時間が限られる我々小所帯のチームが必要としていたのは、長時間のトレーニングや絶え間のない管理作業なしに高い信頼性で稼動するソリューションでした。」
Ulf Farger, Project Team Leader, ADAC
プロジェクトが選んだのは30年にわたり高信頼化技術のリーダーの座を守り続けて来たStratusの無停止型仮想化ソフトウェアAvanceであった。Stratus AvanceソフトウェアはADACに、導入・運用が容易で専用ハードウェアを必要としない堅牢なフォールト・トレラント環境を提供した。内蔵の障害予兆検知機能はほぼ全ての障害を発生前に検出して対処。ウェブ・ベースの一元管理コンソールは仮想マシン、物理サーバ、ネットワーク・インタフェースのリモート監視・管理を可能にしている。ADACはAvanceソフトウェアを2台のDell PowerEdgeサーバにインストールしたが、その手順はまさにAvanceの使いやすさを証明するものだった。
「サーバ環境は、作業に丸1日の就業時間を費やす必要もなく準備が整いました。トレーニングは1日だけ実施。それ以来、システムは我々が何も手をかける必要なく稼動しています。」
Ulf Farger, Project Team Leader, ADAC
正に期待通りに、Avanceソリューションは無停止運用の約束を実現し、ADACのデジタル診断プロジェクトの今後の拡大への確実かつ容易な対応を可能にした。会員数120万人と、ドイツ国内4位の規模のADAC支部は、デジタル診断プロジェクトの成功で得た利点を活用できる有利な立場に立つことができたのだ。
ドイツ自動車連盟 (ADAC) 導入事例記事PDFダウンロード
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